不妊治療の現状

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不妊治療の現状

『不妊治療の現状について』


妊娠を望んで2年以上、夫婦生活を営んでも妊娠しない場合を不妊症と呼んでいますが、何と日本では夫婦の約10%が不妊症と言われています。不妊治療で高度な治療と言いますと体外受精ですが、この治療を受ける夫婦は、年間延べ7万組以上に上っており、約10年で倍に膨らんでいます。不妊治療の体外受精を行う病院は、日本産科婦人科学会(日産婦)に登録が必要なのですが、 登録している施設は500を超え、人口当たりではなんとアメリカの4倍もあると言われています。この現状を反映して、不妊治療を行っている病院が多く不妊治療の質を向上させるためには、治療を行う病院を制限すべきであるとの専門家の意見もあるくらいです。


また、高齢になりますと不妊症の頻度が高くなって、流産率も上昇してきます。不妊治療を受けるため婦人科を訪れて、子宮内膜症と診断されるケースが増加しているようです。不妊治療をする以前に、生理痛がひどいという理由で婦人科を受診して結婚前から子宮内膜症で悩む方もいると言われています。この子宮内膜症とは、子宮の内側以外にも子宮内膜ができてしまう病気のことですが、不妊症との関わりが深いとされている病気です。不妊症との関わりが深いと言われていますが、子宮内膜症だから妊娠できないとは限ってはいません。


妊娠することが最終目標に掲げられるあまり、妊娠しさえすれば良いという考え方になる傾向があります。どんどん治療だけが進んでいき、気がついたら身も心もズタズタになったという人も多くなっています。治療を受けているのは自分なのですから、いつまで治療を続けるか、あるいはどんな治療を受けるかは、パートナーとよく話し合って決めていきましょう。


不妊治療は難しいものだという認識を持ってください。たとえば、排卵日頃に性交して、頚管粘液中に精子が進入したことを確かめる検査があります。いかにたくさんの運動性の良い精子が腟内に射精されていても、子宮の中に進入できなければ妊娠はあり得ませんし、精子の進入が確認されても粘液中で精子の運動性が悪い場合があります。また、排卵日自体も人それぞれによって違うのですから、検査1つとっても絶対という不妊治療の検査がないのです。あせらず、じっくり取り組もうという精神が必要です。


※トク知識

アメリカでは、自由な風潮の中で、あらゆる新しい生殖医療の新技術が研究されていますが、常に最新情報を収集して、安全性が確立された治療法や技術については、いち早く積極的に取り入れられているそうです。その中にはメディアなどで報道されている新技術の中には、まだまだ安全性が確立されていないもの、あるいは臨床現場で一般の患者にリスクを伴わずに施術できるようなステップに至っていないもの、などが多く含まれていると言われています。


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